Talks

14:00−15:00

オンライントーク
時代を越えるコラボレーションーデザイン/工芸/現代アート

伝統文化を色濃く残す京都は、あらゆる場面において過去と現在とが入り混じる都市です。日常的に伝統芸能や工芸、様々なプロダクトや現代アートが共存する中で、近年ではこうしたさまざまな諸分野のコラボレーションも実現しています。領域を越えたコラボレーションの可能性とその先のビジョンについて、秋元雄史氏(東京藝術大学名誉教授/北陸工芸の祭典GO FOR KOGEI 総合監修・キュレーター)、細尾真孝氏(株式会社細尾 代表取締役)、堤卓也氏(株式会社 堤淺吉漆店専務/京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員)をお招きし、山下有佳子氏(ACK プログラムディレクター)とともに見つめていきます。

登壇者
秋元雄史(東京藝術大学名誉教授)
細尾真孝(株式会社細尾 代表取締役社長)
堤卓也(株式会社 堤淺吉漆店専務/一般社団法人 パースペクティブ共同代表/京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員/漆板Siita創業者)
山下有佳子(ACKプログラムディレクター)


登壇者プロフィール


秋元雄史

東京藝術大学名誉教授、金沢21世紀美術館特任館長、国立台南芸術大学栄誉教授、美術評論家。1955年東京生。東京藝術大学美術学部卒業。1991年から直島のアートプロジェクトに携わる。2004年~2006年地中美術館館長。2007年~2016年金沢21世紀美術館館長。2015年~2021年東京藝術大学大学美術館館長・教授。2017年~2023年練馬区立美術館館長。主なプロジェクト、展覧会は、「直島スタンダードⅠ、Ⅱ」(直島・香川)、「金沢・世界工芸トリエンナーレⅠ、Ⅱ、Ⅲ」(金沢、台湾)、「工芸未来派」(金沢、ニューヨーク)、「ジャポニズム2018『井上有一』展」(パリ、アルビ・フランス)、「あるがままのアート 人知れず表現し続ける者たち」展(東京・日本)等。2021年から「北陸工芸の祭典GO FOR KOGEI」をディレクション。著書には『アート思考』プレジデント社など。

細尾真孝

1978年京都市生まれ。元禄元年(1688年)創業の西陣織老舗「細尾」第十二代目。2012年、京都の伝統工芸を担う同世代後継者と「GO-ON」を結成し、伝統と革新が交錯する価値の創出を国内外で発表。2016年、マサチューセッツ工科大学メディアラボ ディレクターズフェローに就任。2020年、株式会社細尾 代表取締役社長に就任、人間と布の歴史を多角的に考察するHOSOO STUDIESを設立。西陣織と最先端テクノロジーが融合したテキスタイルの研究も行い、HOSOO GALLERYでの発表を続ける。

Web: HOSOO

堤卓也

明治42年創業の漆屋の4代目。採取された漆樹液を仕入れ、生漆精製から塗漆精製、調合、調色を行う。1万年前から日本の風土で使われてきたサステナブルな天然素材「漆」を、次の時代に継承するべきものとして、伝統の枠に囚われない漆の可能性と、植栽の輪を広げる活動を開始する。「うえる」「つくる」「つかう」がつながるモノづくりの循環、「工藝の森」を提唱。

Web:
堤淺吉漆店
工藝の森

Instagram:
堤淺吉漆店
Siita

Ichi Nakamura
山下有佳子

1988年東京都生まれ。京都で茶道具商を営む家庭に生まれる。
ロンドンのサザビーズ・インスティチュート・オブ・アートにてアート・ビジネス修士課程を修了。サザビーズロンドンでのインターンを経て、サザビーズジャパンにてコンテンポラリーアートを担当。主にオークションの出品作品収集及び営業に関わり、ヨーロッパのオークションにおける戦後日本美術の取り扱い拡大に携わる。2017年−2022年『THE CLUB』のマネージングディレクターを務める。
2020年に京都芸術大学の客員教授に就任。2022年に「Art Collaboration Kyoto」プログラムディレクター、「京都市成長戦略推進アドバイザー」に就任。

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Talks アーカイブ
https://youtu.be/iW5NF7gnyJo

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