国立京都国際会館にてパブリックプログラム展示、トークプログラム、キッズプログラムといった、あらゆる方に向けたプログラムを開催します。

Public Program

今年のゲストキュレーターとして迎えたグレッグ・ドボルザーク氏がセレクトした作品が会場を彩ります。
 

パブリックプログラムテーマ

BEYOND GLITCH
壊れた世界で現実を捉え直す

私たちが生きる現在では、ますます多くの「グリッチ」(誤動、故障)が生じています。近年、人間の健康も、地球の健康も危機に瀕しています。それによって、私たちがこれまで生活を秩序立てるために使用してきたシステムと構造が崩壊し、それらの不備や不平等さ、論理的欠陥が明らかになりました。この深刻な変革の時期において、私たちに求められるのは、不快感を受け入れ、我々の互恵関係への批判的眼差しを持ち、既存の権力、富、ジェンダー、環境の構造に対して創造的な抵抗を試みることです。2023年のACKパブリックプログラムでは、今日の現実における「グリッチ」を打ち砕くようなアーティストの作品を取り上げ、既成の秩序に挑戦する多様な視点に対して光を当てることを試みます。

グレッグ・ドボルザーク 


出展作家:ペ・セジン、シャイフル・アウリア・ガリバルディ、ハン・イシュ(潘逸舟)、ジョイス・ホー(何采柔)、くきたなるき、川人綾、カズ・オオシロ、山内祥太、米谷健+ジュリア、ユアサエボシ
ゲストキュレーター:グレッグ・ドボルザーク

会期:ACK開催日時に準ずる
会場:国立京都国際会館イベントホール、ニューホールピロティ、両ホール周辺等

作家プロフィール

ペ・セジン

PBG

ぺ・セジン《Waiting For Godot 111》2010年
シャイフル・アウリア・ガリバルディ

ROH

シャイフル・アウリア・ガリバルディ《Lartucira #13.12》2017年
Photography courtesy of the artist, ROH, and Silverlens
ハン・イシュ(潘逸舟)

ANOMALY

潘逸舟《Knitting a Cornfield》2021年
© Han Ishu
Courtesy of the artist and ANOMALY
ジョイス・ホー(何采柔)

TKG+

何采柔《Vera X Diary Index》2022年
Photo Credit: Joyce Ho
くきたなるき

Peter Augustus

くきたなるき《Patrick with Virtual Cupids》2023年
川人綾

imura art gallery

川人綾《CUD C/U/D_mm-mccc_(w)_II》2022年
©️2022 Aya Kawato Coutesy of imura art gallery
Photo credit: 大島拓也(Northern Studio)
カズ・オオシロ

MAKI Gallery

カズ・オオシロ(左)《Trash Bin #20 (Hand and Cup / Green)》2023年
(右)《Trash Bin #21 (Hand and Cup / Green)》2023年
Courtesy of the artist and MAKI Gallery
山内祥太

EUKARYOTE

山内祥太《レクイエム》2023年
米谷健+ジュリア

ミヅマアートギャラリー

米谷健+ジュリア《クリスタルパレス:万原子力発電国産業製作品大博覧会》2013年
©Ken + Julia Yonetani
Courtesy of the artists and Mizuma Art Gallery
ユアサエボシ

Yoshiaki Inoue Gallery

ユアサエボシ《理想社会》2018年
©️Ebosi Yuasa courtesy of Yoshiaki Inoue Gallery

ゲストキュレーター

グレッグ・ドボルザーク

早稲田大学の国際学術院教授(歴史・文化研究、アート研究、太平洋・アジアのジェンダー研究)。2018年にはポストコロニアル時代の太平洋の歴史に関する著書『Coral and Concrete』を出版。オセアニアにおけるアートと抵抗に関する講演を多数行っており、学術論文も数多く発表している。2022年にはブリズベンで開催された第10回アジア・パシフィックトリエンナーレ(APT)における「エアーカヌー〜北オセアニアからのアート」展の共同キュレーターを務めた他、2017年の第一回ホノルルビエンナーレを含む多くの展示にアドバイザーとして関わった。彼が創設した草の根ネットワーク、プロジェクト35(さんご)は、アートと学術的な交流を通じて、日本における太平洋諸島地域についての意識を高めることを目的としている。

Photo by Ono Kenji

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