Talks

16:00-17:00

クロージング・トーク
マテリアルズ:循環する建築

持続可能性が重要視される社会においては、建築もまた従来的なスクラップ&ビルドではなく、持続可能な形を模索していくことが必要です。本トークでは、廃材を用いた建築プロジェクトなどでも注目を集めるフランスのコレクティブENCORE HEUREUXのニコラ・デロン氏(建築家)、各地でアーティストとの協働や公共施設の設計を手掛け、リユースが可能であるという特徴を持つACKの会場デザインも行う周防貴之氏(建築家)、そしてアートプロデューサーの伊東順二氏をお招きし、循環型社会のあり方について考えます。

登壇者
ニコラ・ドロン(建築家/ENCORE HEUREUX Architectes 共同設立者)
伊東順二(アートプロデューサー/富山市ガラス美術館 名誉館長)
周防貴之(建築家)

 

登壇者プロフィール
 

ニコラ・ドロン

建築家であり、ENCORE HEUREUX Architectesの共同設立者である。
2001年設立のENCORE HEUREUXは、建築にまつわるあらゆる分野に関する探求を続けており、空間、社会、都市などに関する問題についてさまざまなレベルで検討しながら、同時に機知に富んだ効率性を兼ね備えている。
これまでに公共、民間、非営利団体などの依頼を受けて文化的かつ革新的な建築を提供してきたが、プロジェクトにおいては、既存の建物の修復や再利用材料の活用を意識する一方で、目の前のニーズに応えるべく現場で設計メソッドを選択することで、住民たちによる予期せぬ空間の使い方や機能の流用が起こることを促している。
第16回ヴェニス建築ビエンナーレのフランス館では予測不能のもの、また一般的に求められるものを具体化した空間を記録するための作品として“Infinite Places(無限の場所)”を制作した。

Web: ENCORE HEUREUX Architectes

Elodie Daguin
伊東順二

1953年生まれ。早稲田大学仏文科大学院修士課程修了。仏政府給費留学生としてパリに学ぶ。帰国後、アート、音楽、建築、都市計画など分野を超えたキュレーション、プロデュースを多数手がける。
’95年「ベニス・ビエンナーレ」日本館コミッショナー。’02年「The New Way of Tea」展(NY・ジャパンソサエティ、アジアソサエティ)キュレーター。’04~’07年 長崎県美術館初代館長。’13~’23年 東京藝術大学特任教授。’02年フランス芸術文化勲章「シュバリエ」受章。学校法人福岡建設専門学校 理事長。国際茶道文化協会理事。

Web: 伊東順二

周防貴之

2006年慶應義塾大学大学院理工学研究科を修了後、妹島和世建築設計事務所・SANAAを経て、2015年にSUOを設立。建築設計を中心に活動し、アーティストや様々な作家との協働による建築プロジェクトも手掛けている。建築作品として、れいがん茶屋(2021, 香川県)、高松市屋島山上交流拠点施設「やしまーる」(2022, 香川県)などがあり、進行中のプロジェクトとして、大阪・関西万博シグネチャーパビリオン河瀬直美館(2025予定, 大阪府)、Saito Collection Museum(京都府、2025予定)などがある。
現代アートの展覧会の展示構成としても、Art Collaboration Kytoto(2021~)やGO FOR KOGEI(2021~)、大型インスタレーションとしてChim↑Pom「ハッピースプリング」展(2022, 森美術館)など多くのプロジェクトを手掛けている。

Web: SUO

ellie

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Talks アーカイブ
https://youtu.be/nz0B-mBgsjY

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