Talks

15:30−16:30

次世代へ繋ぐアートのエコロジー

美術館やアートセンター、芸術大学など豊かな現代アートの土壌を持つ京都。この地で文化を未来へと継承するための方法について、京都に拠点を構える彫刻家・名和晃平氏、教育者であり、今回ACKのパブリックプログラムキュレーターを務めるグレッグ・ドヴォルザーク氏、デルフィナ財団共同設立者・ディレクター・アーロン・セザール氏を招き、国内外の視点を通して模索します。

登壇者
アーロン・セザール(デルフィナ財団創業者兼ディレクター)
グレッグ・ドヴォルザーク(早稲田大学国際学術院教授)
名和晃平(彫刻家/Sandwich Inc.代表/京都芸術大学教授)

 

登壇者プロフィール
 


アーロン・セザール

デルフィナ財団ではレジデンス、展覧会、公開イベントなど、複合的なプログラムのキュレーションと開発を担当し、「Politics of Food(食の政治学)」から「Collecting as Practice(実践としての収集)」まで、多彩なプログラムを通じて400人近いアーティスト、キュレーター、コレクターをレジデンスとして受け入れてきた。
また、ヘイワード・ギャラリー・プロジェクト・スペース、ソンウン・アートスペース、第58回ヴェネチア・ビエンナーレの公式プログラムなどをはじめとする外部の展覧会やパフォーマンスもキュレーションしている。個人、またデルフィナ財団として、数多くの理事会、委員会、諮問グループのメンバーとしても活動している。

グレッグ・ドヴォルザーク

早稲田大学の国際学術院教授(歴史・文化研究、アート研究、太平洋・アジアのジェンダー研究)。
2018年にはポストコロニアル時代の太平洋の歴史に関する著書『Coral and Concrete』を出版。オセアニアにおけるアートと抵抗に関する講演を多数行っており、学術論文も数多く発表している。2022年にはブリズベンで開催された第10回アジア・パシフィックトリエンナーレ(APT)における「エアーカヌー〜北オセアニアからのアート」展の共同キュレーターを務めた他、2017年の第一回ホノルルビエンナーレを含む多くの展示にアドバイザーとして関わった。彼が創設した草の根ネットワーク、プロジェクト35(さんご)は、アートと学術的な交流を通じて、日本における太平洋諸島地域についての意識を高めることを目的としている。

Photo by Ono Kenji
名和晃平

1975年生まれ。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。2009年京都市伏見区に「Sandwich」を創設。
近年では、アートパビリオン《洸庭》など、建築のプロジェクトも手がける。2015年以降、ベルギーの振付家/ダンサーのダミアン・ジャレとの協働によるパフォーマンス作品《VESSEL》《Mist》《Planet [wanderer]》の三部作を制作。2018年にルーヴル美術館ピラミッド内にて彫刻作品《Throne》を特別展示。2023年、フランス・セーヌ川のセガン島に高さ25mの屋外彫刻作品《Ether (Equality)》を設置。

ウェブサイト:
名和晃平
Sandwich

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Talks アーカイブ
https://youtu.be/Y5r5c7DbKHc

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